2022年12月27日火曜日

「ストレリチア」あとがき。

 鏡音リン 「ストレリチア」 (オリジナル曲)


2008年 鏡音リン・レン誕生祭記念動画。

原作:mayu
作詞:風杜鈴音
作曲:アドム
編曲:テラ小室P( @terakomurop
鏡音リン(ボーカル・コーラス)・ミックス:のりぴー( @noripy0929 )
イラスト(描き下ろし):びんご、義姉、シャリ(shari)、
Aki-t(あきの)、nagamon、またたびっち

※ 2008.12 公開作品 【オリジナル曲 #10】


過去に作った作品なので、
思い出せる範囲で書いています。

0.4つのプロジェクトを同時進行中
Pastel Days」完成後、mayuさんの次に作詞してもらう作品として、
作り始めたのがスタートでした。作ったデモ曲を渡すタイミングで、
Elements of love」の歌詞を渡されたので、これも作ることに。
同時期に、「Get Wild」の制作と「DANGEROUS HOPE」の作詞依頼も
お願いしていたので、この曲をいつ制作するか、完全に未定でした。

1.テラ小室Pさんとの出会い②
にゃっぽんというSNSにて、「HM-Network」というコミュニティに参加し、
憧れのテラ小室Pさんにまいぽん(友だち)申請するタイミングでした。
テラ小室Pさんが日記に“誰かとコラボしたい”と書いていたので、おそるおそる、
デモ音源を渡したところ、2~3日で自分の理想以上の曲が返ってきました。
その後、その音源を持って、何人かにメッセージを送ることになります。

2.「ADMRINBDAY08プロジェクト」の立ち上げ
Get Wild」完成後、またたびっちさんから今度はリンを描きたい!
と言われたので、この曲はもう「鏡音リン誕生祭」作品として作ろう!と。
そして、オリジナル曲10曲目という節目でもあり、この作品を最後にする、
と自分の中では想いながら、お世話になった人たちと一緒に作ることにしました。
にゃっぽん内にて、人生初めてのコミュニティを立ち上げ、参加して欲しい人に
にゃっぽんへの招待(招待制だったため)もして、メンバーが揃ったところで、
メッセージや「絵チャット」を駆使しながら、作り上げることが出来ました。

3.「今年お世話になった人たちと一緒にこの作品を作る」
このプロジェクトに協力してくれたメンバーの参加経緯・勧誘理由・活躍など。

・義姉さん(イラスト)
自分が気に入ったボカロ曲のイラストを担当していたのが義姉さんでした。
そのイラスト本家を探す中、にゃっぽんで義姉さんを発見し、
義姉さんの日記にレスしたところ、義姉さんからメッセージが届き、
おまけに描き下ろしのイラストまで頂いたのがきっかけでした。
初めてにゃっぽんでメッセージを頂いたのも義姉さんでしたし、
描き下ろしのイラストをもらうことも初めてでした。

・のりぴーさん(調声、音源マスタリング)
のりぴーさんは初めて自分にまいぽん申請してくれた人です。
なので、参加メンバーの中では、一番“身近な存在”ではあったのですが、
のりぴーさんのヒット連発が続き、声をかけるハードルは高かったです。
自分とテラ小室Pさんはリンにうまく歌わせる自信がなかったので、
これも断れる覚悟でお願いしたら、すんなりOKしてくれた感じでした。
リンのハモリ・コーラス、所々のアドリブも全部のりぴーさん作です。

・テラ小室Pさん(編曲)
テラ小室Pさんの一言(コラボしたい)がなければ、
このプロジェクトが生まれることもなかったと思います。
せっかくの機会だったので、ピアノソロは自分からのリクエストでした。
また、ギターソロ部分はテラ小室Pさんからの逆リクエストで、
自分が作ったギターソロをテラ小室Pさんが良い感じにしてくれました。

・またたびっちさん(イラスト)
Pastel Days」で、またたびっちさんのイラストをお借りしたところ、
にゃっぽんで自分を探しにきてくれた人になります。
もうお世話になりすぎて、他のあとがきにも書いたので、割愛します。
動画の最後に出てくる集合イラストを合成してくれたのも、
またたびっちさんです。動画が完成する直前まで、
いろいろ手助けしてもらって、本当に助かりました。

・Aki-t(あきの)さん(イラスト)
自分が周りに配る用の自作CDを作る際に、
Aki-tさんのイラストをお借りしたのがきっかけになります。
なかなかAki-tさんの連絡先が見つからず、思い切って、
ピアプロ経由でメッセージを送り、にゃっぽんに招待しました。
Aki-tさんは期待以上にこのプロジェクトの盛り上げ役の一人で、
本当に楽しかったです。また「絵チャット」という名案のおかけで、
半分諦め気味だった集合イラストも無事実現することができました。

・びんごさん(イラスト)
自分の過去の作品でお借りしたイラストを描いた人、を選出する中で、
びんごさんのピアプロに投稿されているイラスト数に驚かされて、
にゃっぽん経由でイラストを依頼しました。当初は、
“落ち着いたら参加するかも”姿勢だったびんごさんも、
気づけば一番最初に完成イラストを納品されてました。
動画では伝わらないと思いますが、すごいびんごさんのセンスを
感じることができる“一枚のイラスト”であの部分は出来ています。

・シャリ(shari)さん(イラスト)
シャリさんも過去にお借りしたイラストを描いた人の一人で、
にゃっぽんの日記更新頻度やレスの速さが勧誘の決め手でした。
シャリさんの描くリンは、この作品でおそらく初披露になりました。
また、シャリさんの描くミクのファンは多く、偶然にも集合イラストでは、
シャリさんがミクを描くことにもなって、良かったです。

・nagamonさん(イラスト)
nagamonさんは、自分の初リン曲「リンリンボシ」を
ピアプロに投稿したとき、コメントを残してくれた一人です。
当時はもう自分の作品に対して感想を頂けただけですごく嬉しくて、
お礼にnagamonさんのイラストをお借りしようとしたら、
とんでもない大物でした!ひっそりと応援していた感じなんですが、
やっぱり、どうしてもその時のお礼がしたくて、nagamonさんにも、
思い切ってイラスト依頼をしたところ、快く引き受けてくれました!
nagamonさん提案のセピア演出は、一番のお気に入りポイントです。
(実は一番、動画制作する上で苦労した場面でもありますけどね)
曲と歌詞と映像が一気に一つになる演出がもう、
本当にさすがとしか言いようがない感じでしたね。

・風杜鈴音さん(作詞)
もともと、mayuさんにこの曲を作詞してもらう予定でした。ただ、
スケジュール的に納品が厳しくなり、のりぴーさんに相談しました。
すると、のりぴーさんは風杜鈴音さんを推薦してくれました。
お二人は過去にもコラボ経験があったので、迷いはなかったです。
風杜さんは歌詞を仕上げた後も、各絵師さんのアドバイザーとして
大活躍されてました。集合イラストでレンが持っている物も、確か、
風杜さんの案ですね。(実はリンが持っている物も・・・)


4.あとがき(2022.12)
他にもたくさん書きたいことがあったはずなのに、もう力尽きました。
この作品は、自分にとって一生の宝物であり、たくさんの夢を叶えてくれました。
同人CDへの収録、「歌ってみた」の実現、まさかのボカランED曲、など。
この作品をYouTubeにうまく投稿できることを確認できたタイミングで、
再動画化のペースを上げました。この日じゃないと、成立しない作品なのでね。

2022年12月3日土曜日

「Get Wild -ADM MIX-」 あとがき。

 「Get Wild -ADM MIX-」feat.初音ミク


原曲:TM Network(TMN)
イラスト:またたびっち(描き下ろし)

※ 2008.11 公開作品
※ GetWild祭り参加作品


過去に作った作品なので、
思い出せる範囲で書いています。

0.にゃっぽんがあったからこそ、作るきっかけに
にゃっぽんというボカロ好きが集まるSNSが当時あって、
活発的なコミュニティや企画がトップから目に入る仕様でした。
その中で、「HM-Network」というコミュニティを発見し、
「GetWild祭り」という企画を見て、参加したいと思いました。
自信はないですが、テラ小室Pさんと繋がるきっかけになるかも!
と思って、コミュニティへの参加を希望していた気もします。

1.globeの「Get Wild」が出る前に
もともと、ミクを買ったときに、「Get Wild」を歌わせたくて、
頑張ってみたものの、一度諦め、その一年後に再挑戦ってところです。
アレンジの構想自体はもう5年前くらいからありました。
本家による再構築版もたくさんあるので、globe版を聴いちゃうと、
さらにその構想に手を加えないといけなくなるかもしれないと思って、
このタイミングでの制作になりましたね。

2.参考にした「Get Wild」
自分が初めて聴いた「Get Wild」はおそらく、
globeの1998年ライブでのピアノソロだったと思います。
(ちなみに、自分がピアノに触れるきっかけでもありました)
この作品の転調部分は、このピアノソロからきています。ここを軸に、
後半の転調を原曲キーに合わせてから、全体を作りました。
(原曲キーで聴きたいって言うコメントも来ると思ったので)

他にも、玉置成実版を参考に前半のサビをアレンジしています。
ピアノソロ部分では、(とくに後半部分)に関しては、
ある音楽番組で浅倉大介が弾いたときのものを受け継いでますね。
間奏部分などは、本家を聴けば分かると思うので、割愛します。
イントロ部分だけは、TM Networkのトランス期を意識しています。

3.またたびっちさんと初コラボ
Pastel Days」がきっかけで、初めてイラストの描き下ろしを
お願いすることになりました。一つの夢が叶った瞬間でもあります。
当初は1枚絵を希望したのですが、音源を聴いたまたたびっちさんから
動画構成の提案があり、素晴らしい動画を完成させることが出来ました。
数ある「Get Wild」動画の中でも、ここまで気合いが入っていて、
なおかつ、ストーリー性を持たせる動画は、なかなかないと思います。

4.MIX師せろさんとの出会い
この作品をニコ動へ投稿した直後、知らない人からメッセージが届きました。
歌ってみたを投稿したいので、カラオケ音源を提供できないか?と。
当時はまだ、カバー曲の投稿がグレーなところもあり、迷いましたね。
話を聞くと、なみさんというボカロPからのリクエストだったみたいで、
せろさん周りにいる、多くの歌い手さんもいるコミュニティの存在を知り、
思い切ってカラオケ音源を渡すことに。その後、せろさんにはたくさんお世話になり、
この作品も含め、自分の一番の夢を叶えるための人助けをしてくれた恩人になります。


5.あとがき(2022.12)
自分の「Get Wild」が紹介されていたネット記事があり、
それを小室さん本人がTwitterでリツイートしていました。
本人には届いていたかもしれなせん、もうその証拠はないですが。

ちなみに、この作品を発表した直後にあの事件が起こりました。
もうボカロ活動を辞めよう、とまで思いましたからね。逆に、
次で最後にすると思ったからこそ、あの作品が生まれたんですけどね。