2022年10月21日金曜日

「かき鳴らせ」あとがき。

 初音ミク 「かき鳴らせ」 (オリジナル曲)


作詞:リカオン(※ ピアプロ歌詞募集曲)
作曲:アドム

※ お借りしたイラスト(ピアプロ)
くられ様


1.約10年ぶりの書き下ろし楽曲
前作「スノーフレイク」は昔に作った曲なので、その前の
チアフル☆ハーモニー」以来の新曲になります。
ブランクがあったからこそ、過去曲に使ったコード進行に縛られず、
降ってきたコード進行のまま作り上げた感じです。

2.ギターソロも弾く
この曲を作る上で、全編手弾きギターを入れることを考えていて、
Bメロのドラムパートができたあたりで曲の方向性が見えましたね。
手弾きギターだけだと自信がなくて、打ち込みもブレンドしています。
ただ、ギターソロを入れる(弾く)かどうか、最初は諦め気味でした。
結果的に、曲の雰囲気を引き締めるものができたので満足しています。

3.イントロにサビのメロディーを入れる
実はメロディーを作るまで、1年くらい放置しています。
(メロディーを作る直前で「コネクト」の制作に入ったため)
メロディー自体作り始めてからは、一晩で仕上がったのですが、
個人的に、かなり気に入ったメロディーラインに仕上がりました。
サビ始まりの構成はあまりやらない主義ですが、我慢できなかったですね。
また、最後に半音転調するのも、良いものができたからやるか精神です。
なので、曲の後半はメロディー完成後にだいぶ変更を加えましたね。

4.歌詞募集において
今作は、2回目となるピアプロにて歌詞募集した作品です。
この歌詞が応募された瞬間に、もうこれしかないと思いましたね。
特にBメロの言葉の入れ方が、勉強になるくらいお見事でした。
またサビで鳴っているベル音色に合わせたフレーズも、
まるで最初からその言葉が入っていたと思わせるくらい感動しました。

ただ、個人的に惜しいと感じた部分もあって、締め切り前にも関わらず、
(まだ採用するか未確定の上で)一部の修正をお願いしてみたところ、
連絡を入れたその日に、修正と別の案などで対応してくれました。
今後もお世話になりたいくらい、理想の歌詞が届いてよかったです。

5.スペシャルサンクス
歌詞募集に参加してくれた人たちはもちろんなのですが、
今作を作る上で、完成させるまでのモチベーション面において、
お世話になった人たちも動画にて、表記させていただきました。
主にTwitterまわりでのやり取りだけだったりしますが、
ほぼ一方的に、こっちがかなり元気をもらっていた感じです。

また、作詞してくれたリカオンさんには完成まで、
わがままな細かいリクエストまで応じてもらっていたので、
このスペシャルサンクス枠にも表記したかったくらい、
楽しいやり取りができて、本当に嬉しかったです。

2022年10月12日水曜日

「Before or After」あとがき。

 初音ミク 「Before or After -リマスタリング版-」 (オリジナル曲)


作詞:エロ塚
作曲:アドム

Special Thanks:
・樋口優様
・VPVP wiki( https://w.atwiki.jp/vpvpwiki/

※ 2008.05 初公開作品 【オリジナル曲 #05】


過去に作った作品なので、
思い出せる範囲で書いています。

1.改めて、初めてミクのために書き下ろした曲
この曲は自分の中での既存曲ではなく、ミク購入後に作りました。
リン発売日に発表した曲が、多くの人に聴いてもらえたので、次は、
自分の大好物な「ミクトランス」タグに挑戦することにしました。
過去に既存曲をトランス風アレンジにしたことはあるのですが、
この曲に関しては、何もない状態から作る感じでした。

2.「adom」のリミックス版が原型だったかも
自分が一番音楽作りにハマっていた頃に、globeの
「Lights」と「Lights2」というアルバムが出たのが始まりですね。
そこから、既存曲のリアレンジ・リミックスに挑戦したものの、
当時は満足できる出来にならず、やっとの想いで、この曲を作ったので、
この曲が「adom」に少し構成が似ているのはこのためです。

3.TKのトランス期から引き継いだもの
自分の中で、後に“-ADM MIX-”というカタチにもなっていきますが、
この曲で、おおむね影響を受けた部分を取り入れている感じです。
コード進行はもちろん、スネア連打16分音符(32分音符にしない)
ハイハットがスタートするタイミング、サビ前の気持ちいいタメ、
途中からのピアノなど、分かる人には分かる仕様になっています。

4.あとがき(2022.10)
過去にあとがきを書いたこともあるので、割愛している部分もあります。
動画に関しては、高画質化は難しそうだったので、サイズアップのみ。
この曲は、にゃっぽんというSNSに参加後、初めて発表したボカロ曲で、
のりぴー(のりP)さんと繋がった(お互いの日記にコメントする仲)
作品にもなったと思うと、自分が好きなものを作るって大事なんだな、
と、改めて気づかされた作品になりましたね。

2022年10月1日土曜日

「a dream once more」あとがき。

 初音ミク 「a dream once more -Re:miku style-」 (オリジナル曲)


作詞:エロ塚
作曲:アドム

※ お借りしたイラスト(ピアプロ)
ネネキ様

※ 2007.12 初公開作品 【オリジナル曲 #02】


過去に作った作品なので、
思い出せる範囲で書いています。

0.活動名が「アドム」になった経緯
友人のエロ塚さんとは長い付き合いで(幼なじみレベル)、
自分がボカロ曲を投稿する上で、活動名を何にするか相談しました。
そしたら、エロ塚さんは迷わず「アドム」でいいじゃん、ってね。

「アドム」はもともと、この曲「adom」の愛称で、エロ塚さんは
この曲を、自分が作って聴かせた当時からお気に入りだったみたいで。
学生時代、この「adom」に歌詞を書いてくれた経緯があって、
(その時は、その歌詞を元に別曲「君のとこへ・・・」(未投稿)を制作)
「アドム」として活動するなら、「adom」も投稿したいとなるため、
改めて、エロ塚さんに「adom」の作詞をお願いした感じです。

1.「A~Z」の「A」の曲
作った時期としては、受験勉強が終わり、あとは卒業を待つのみ
というタイミングだった気がします。当時は、「Z」まで作る
計画はまだなく、“仲間たち”へのプレゼント曲みたいなものでした。
モチーフになった曲は、仮面ライダー龍騎OP「Alive A life」です。
あとは、個人的に「Get Wild」にもハマっていた時期でもあって、
ギターよりも、ピアノを弾くのがかっこいいかも、と思っていた頃で、
自分にとって、Cメロを作る楽しさにも気づいた曲でもありますね。

2.「adom」が「アドム」のデビュー作ではない理由
もう自分の中では「ネクスト・スタート」でデビューを決めていました。
ただ、活動名を「アドム」と決めた以上、「adom」を作らなければならず、
制作から投稿までの期間的に、時間がかかる、乗り遅れる、と判断しました。
また、当時のボカロP曲の出会い方として、デビュー作よりも、ある程度
ミクの扱い方に慣れた次作の方が、ミク曲として出会いやすかった気がします。

自信はないですが、この時、もうすでに「鏡音リン」が発表されていて、
リンの発売日には、アドムのオリジナル曲3曲目を投稿したい、
という想いで計画を立てていたと思います。12月下旬にリンが出るなら、
いろいろと間に合わない、というのが投稿順の最終的な判断でしたね。

3.“-Re:miku style-” = ver.5
この曲の再構築は5回目です(原曲→再構築版→別曲→ミク版→再ミク版)
ミク版をニコ動に投稿した際に頂いたコメントを参考にパワーアップしました。
・ブレス+コーラス追加 ← ミクに慣れてきた、サビを盛り上げるため
・新シンセパートを追加 ← 自分にとって新鮮さを出すため
・間奏エレキにフランジャーエフェクト ← 再構築版でのアイデアを引用
結局、自分の力では、サビをより盛り上げることが出来なかった感じです。


4.あとがき(2022.10)
実は、「adom」の再構築版を元に再始動する計画があったのですが、
もう流石にこの曲を手入れする気力は残っていません(たぶん)
イラストも描き下ろしをお願いしようか悩みましたが、15周年の
タイミングで投稿したいという事もあって、断念しました。
お借りしたイラストのネネキさんには、お名前の表記に関して、
事前に確認した上で、「ネネキ」表記にしました。
(イラストのライセンス条件では、別の名前表記だったため)

当時は、ここまで「アドム」として活動するとは思っていなかったので、
今なら、間違いなくこの曲をデビュー作にしていたと思いますね。